現在お受けしてしている仕事が多く、修理については通常より多く納期を頂いています。 またギターのオーダーについては正確な納期をお答えできない為、一時休止しております。                                                                    23・3・5

Truss rod ③ /   levin330

 
 
<photo>levin330のトラスロッド交換の際の1コマ
 
 
 
 
 
 


levin330のトラスロッド交換をしました。
 
このギター、元々ボルトオン構造なのですが
ロッドを取り出してビックリ、、
 
ロッドとネックのジョイントネジの一つが一体、、、でした。
 
 
 
 
あまり細かく書くとキリが無いので省略しますが
トラスロッド交換というよりネックのレストアの様な
作業内容になってしまいました。
 
 
ネックジョイントのねじも特殊な四角い物でした。
スクエアビットという規格はあるのですが
サイズの合うモノはなさそうで
結局工具を自作してボルトを外しました。
ロッドを外す以前にいきなりのハードルです。
 
 
 
破損状態の都合で元と違うタイプのロッドを入れましたが
補強も入れて最初より強度のあるネックになったと思います
 
 
 
 
 
普段、鉄弦のギターに関しては 
アメリカ製のギターとそれを見本にして作られた
各国のギターを触る事が多いのですが

今回はあまり馴染みのないスウェーデン製で
現在ほどギターの構造が横並びでない時代の
ギターなのだなと感じました。
この時代の、メーカーの試行錯誤、努力の様な物を
感じながらの作業が出来て
いい経験になりました。





 
 
 
 
 
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